TERUKEN De REFORM

スポットリフォームの功罪

工務店や建設会社だけでなく、色々な業種からリフォーム業に進出してくるようになりました。
実際そういう会社から「下請けをやってくれないか」と電話が掛かってくる事もあります。
トイレやキッチン、ユニットバスの取替といったリフォームが主なようですが、お客様からすると弊社のような名も知らない正体不明な会社よりも、建設会社でなくてもそういった名の知れた会社の方がとっつきやすく依頼し易いのかもしれません。
あ、こういった下請けなんたらいうお話はお断りしております・・・悪しからず・・・。

でもパッと取り替えるだけでうまく収まるなら良いのですが、そう上手くいかない事もありますよね。
標準工事費以外の工事の必要があったりする場合もあります。
それ以外にも、現状問題なく使えているのであればもしかしてそこだけを今取り替えるのが得策ではないかもしれない・・・。

ただ取り替えるだけで済むリフォームで問題が無ければ良いのですが、その部分がなんとなく不自然で「何年か前にスポット的なリフォームをしたな」とあからさまに判るお宅もあります。

そういうちぐはぐな感じでそれをお客様がそれが当たり前だとか、仕方ないと納得しているなら何も申し上げる事はありません。

しかし一箇所取替えただけで一生リフォームの機会は無くなるわけではありません。
また他の部位でリフォームしたいとなった時に、弊社にお声がけいただいた時にそのような不自然な感じだと「惜しいなぁ」と思う事が多いのです。

例えば築40年以上経っているようなマンションで、ユニットバスを取り替える前に給水管・給湯管などを取替えないままで新しいユニットバスになっていたりすると、「なんでユニットバスを取り替える時に配管を更新しなかったのだろう」と少し残念な気持ちになってしまいます。

その時その時でやっておいた方が良い項目と、これは後でやっても費用的にもそれほど掛からないな というものは有りますし、ついでにやっておいた方がお得な事もあります。

本当にスポットリフォームで済む場合も当然ありますが、声高に手軽にスポットリフォームというよりも、まずお客様のご希望を伺ったりそれに合わせてご提案するべきと思いますが、それだとお客様としては敷居が高く感じてしまうのかもしれませんね。難しいところです。